海外FXサイトの中でも特に人気の高いxmですが、ポジションを持ち越してのトレードが禁止だという噂を聞いたことがありませんか?
持ち越しトレードというのは週末から週明けに関してポジションを保有していて、大きく窓を開けたときに利益を得るトレード方法のひとつですが、xmでは禁止されているという声も多く聞きます。
果たしてその噂は本当なのかどうか?
ここでは、xmにおける持ち越しトレードに関する真相についてご紹介していきたいと思います。
これから口座開設をするという方も、すでに口座開設をしてトレードをしようとしている方も知っておいた方がいい情報ですので、ぜひ参考までにチェックをしておいてください。
本記事の内容
xmで持ち越しトレードは完全に禁止ではない?口座開設前に条件をチェック!
先に結論から申し上げますと、xmでは週末から週明けにかけてポジションを保有することを全面的に禁止しているわけではありません。
つまり、金曜日より前に注文したポジションをそのまま月曜日まで保有する「持ち越しトレード」も可能ということです。
これはある意味当然といえることで、金曜日時点でマイナスを抱えているポジションでも週明けになったら回復しているということは多々あります。
また、スワップ狙いで長期保有をするユーザーもいますので、持ち越し自体がダメということではありません。
そもそも週をまたぐポジション保有がダメというのであれば、FXの取引自体が成り立ちませんのでその点はご安心ください。
ただし、一定の条件に抵触する場合、持ち越しトレードをしていると最大レバレッジの強制引き下げや強制口座凍結という処置を取られることがあります。
この一定の条件というのが、これから口座開設をするという人にぜひ知っておいてもらいたい知識ですので、次の禁止事項というものをよくご覧になってください。
xmでは窓明けを狙ったハイレバトレードが禁止!持ち越しトレードのみも対象に?
xmで禁止とされている取引は以下の通りです。
最初に覚えておかないと後々になって後悔しますのでしっかりとチェックしておきましょう。
<xmのトレードで禁止されている行為>
- xm内の複数口座間における両建て
- xm以外のFX業者の口座を使っての両建て
- 複数人のグループによっておこなう両建てに準ずる行為
- アービトラージ取引
- 接続の遅延を利用しての取引
- 指標発表時や窓開けを利用したハイレバレッジトレード
上記がxmでの禁止トレード方法で、持ち越しトレードというのは一番下の禁止項目に抵触する可能性があります。
これだけではいまいちどんなトレードが禁止されているのか初心者には分かりませんよね。
特に「窓明けを利用したハイレバトレード」というものが分かりづらいかと思います。
そこでまずはこちらの参考例をご覧ください。
上の図を見ると、チャートが大きく開いていることが分かると思います。
これが金融投資の世界で「窓」と呼ばれているものです。
窓は経済発表時、また週末から週明けにかけて発生しやすいものとなっています。
そして、この「窓開け」という大きな為替の値動きだけを狙い、さらに最大レバレッジ1000倍を乱用して取引をしていると「xmの規制対象者」となってしまうわけです。
上記でも触れたように窓開けは週をまたぐ際に発生しやすいので、「金曜のクローズ時間に取引が集中しているユーザー」という風にxmに判断されると何かしらの措置を取られることになります。
ではいったいどんな措置が取られるのかというのをご紹介していきましょう。
持ち越しトレードばかりしていると最大レバレッジが100倍までに強制引き下げ
xmが、「この人は持ち越しトレードばかりしている規約違反者だな」と判断した場合は、レバレッジが100倍までに引き下げられます。
しかもこの措置はポジションを保有していようがいまいが強制的に執行されるものです。
つまりどういったことになるかと言いますと、週明けにロスカットにあう確率が飛躍的に上がります。
たとえば金曜のクローズ時間を狙ってドル円を買いで注文したとしましょう。
そして条件は10ロット(100万通貨)、レバレッジ1000倍、証拠金として50万円が口座にあることとします。
この時点では証拠金もたっぷりとありますのでロスカット対象には程遠い状態です。
しかし、これが窓開け狙いのハイレバトレードと判断されるとレバレッジが勝手に100倍となります。
そうするとどうなるかといいますと…。
ご覧のように証拠金が100万円は必要となり一発強制ロスカットとなります。
50万円も口座にあり、ロスカットまでは程遠いと思われていたのに証拠金がすべて没収という悲惨な結果です。
これが持ち越しトレードばかりを狙う最大のリスクといえます。
もちろんこれに耐えられる証拠金維持率がキープできるのであれば問題ありませんが、さらに悪質と判断された場合は最終的に口座が凍結しますのでご注意ください。
まとめ:【口座開設前にチェック】xmで持ち越しトレードをおこなうなら普段から別の取引もしておこう
結論として申し上げますと、xmでは持ち越しトレード自体は禁止されていないが、持ち越しトレードだけをやっていると何かしらの措置を受けるということになります。
そして、その措置というのはレバレッジの強制引き下げであり、実質的には大きな損失を招くということになるわけです。
レバレッジ引き下げという措置を受けたくないのであれば、普段から別の取引も織り交ぜながら持ち越しトレードをおこなうようにしましょう。