海外FXサイトのxmは日本人からも人気が高く、FX初心者にもおすすめの業者です。
しかし、ネットを見ると「口座凍結をされた」などのネガティブな意見を見かけることもあります。
ここでは、そんな「xm 口座凍結」の原因となるアービトラージという行為についてご紹介していきます。
また、そのほか禁止されている行為についても解説していますので、ぜひこれからxmの口座開設をするという方は事前にチェックをしておいてください。
本記事の内容
xmで禁止されているアービトラージとは?口座開設前にチェック
これからxmを利用する方のために、あらかじめ覚えておきたいxmで禁止されている行為をすべてまとめてみました。
まずはこちらをご覧ください。
<xmのトレードで禁止されている行為>
- xm内の複数口座間における両建て
- xm以外のFX業者の口座を使っての両建て
- 複数人のグループによっておこなう両建てに準ずる行為
- アービトラージ取引
- 接続の遅延を利用しての取引
- 指標発表時や窓開けを利用したハイレバレッジトレード
こちらについては本サイトでも何度か取り上げていますが、今回はこのうちの「アービトラージ」という取引をメインに解説を加えていきます。
ただ、FX初心者の場合だと「そもそもアービトラージってなに?」という疑問もありますよね。
そこで、まずはアービトラージの定義をご覧ください。
裁定取引(アービトラージ)とは、同一の価値を持つ商品の一時的な価格差(歪み)が生じた際に、割高なほうを売り、割安なほうを買い、その後、両者の価格差が縮小した時点でそれぞれの反対売買を行うことで利益を獲得しようとする取引のこと。
引用:SMBC日興証券
こちらがアービトラージの定義となりますが、ちょっと分かりづらいと思いますので一例を挙げます。
例)アービトラージの一例
- 現在、xmではドル円のレートが108.90円のところ、ほか多くの海外FXサイトでは109.20円に上がった。
- しかし、このときxmのレートがなかなか同様の動きを示さなかった。
- このとき、レートには歪みが発生しており、大半の場合においてxmのレートはほか海外FXサイトのようにレートが上がることになる。
- このタイミングでxmの買いポジションを取ると高確率で利益が得られる。
- さらにほか海外FXサイトの売りポジションも同時に保有することで、両方において利益が求められる。
これがアービトラージの一例です。
それぞれの業者におけるレートのズレを利用した売買をおこなうことで利益を得るというわけですね。
また、上の例の場合だと最後にほか海外FXサイトで反対ポジションも取っています。
こうするとxmで禁止されている別業者間における両建てという行為にも抵触しますので、口座凍結という措置をされる可能性も高まります。
xmで禁止されているアービトラージの種類について
アービトラージの基礎知識が身についたところで、次にアービトラージの種類について解説していきます。
アービトラージというのは同一銘柄における価値のズレを利用した取引方法ですが、その仕組みを利用すると別のやり方でも利益を求めることができます。
たとえばスワップポイントを利用したアービトラージが代表的な方法のひとつですが、これは同一銘柄のポジションで両建てをおこないスワップポイントで稼ぐというやり方です。
ただし、xmの場合は同一銘柄を同量ずつ持ってもスワップポイントがプラスにならないよう設定されています。
次に海外FXではボーナスやゼロカットを利用したアービトラージというものもあります。
こちらはボーナスアービトラージとも呼ばれますが、xmはもちろんのこと大半のFXサイトで禁止されていますので実行しないようにしてください。
また、相関性の高い通貨ペアや同一通貨をヘッジした両建て注文で利益を得るという方法もアービトラージの一種です。
この異通貨ペアにおける両建ては、xmで禁止されてはいないものの注意されることがあります。
異通貨ペアでの両建てというのは、たとえば「ドル円・買いとユーロ円・売り」のような状態のことです。
両者は相関性が高いことで知られる通貨ペア同士ですので、同じような値動きをしてくれれば通常の両建てと同じ効果が見込めます。
しかし、純粋な両建てとは言えないのでxmではグレーな存在として扱われているわけです。
通常時であれば問題はありませんが、大きな経済発表などのときにこれを狙うと両建て行為と判断される確率が上がります。
まとめ:xmではアービトラージが禁止!そのほかの注意事項もよく確認を【口座開設】
xmにおけるアービトラージの取り扱われ方をご覧いただきました。
アービトラージというのは市場に与える影響が大きく、現在ではどこの海外FXサイトでも禁止とされている行為です。
xmでアービトラージをおこなった場合は口座凍結という措置が取られることもあります。
そのため、ほかの注意事項と合わせて十分に気を付けるようにしましょう。